東京都世田谷区の歴史
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 所在地 世田谷区代沢3-27-1 (森巌寺) 世田谷区指定無形民俗文化財(風俗慣習) 森巌寺の針供養 針供養とは2月8日や12月8日、あるいは両日ともに裁縫の仕事を休み、折れ針や古針を供養する行事のことをいう。現在、森巌寺の針供養は毎年2月8日に淡島堂で行われている。堂内に置かれた豆腐に古針が刺され、住職らによって供養の法要が営まれる。供養された針は豆腐より抜き取られ、淡島堂正面にある石棺に納められる。 森巌寺における針供養の創始は不詳であるが、安政3年(1856)刊行の『狂歌江戸名所図会』には同寺の針供養に関連した狂歌が詠まれており、遅くとも安政期にはこの地で針供養が行われており、その施灸と共にかなりの程度著名であったと思われる。 まかり(曲り)たる針も納る淡しまハ 人をつりこむ御夢相の灸 淡しまに灸をそすうる女等の 針さす癪もをさまりにけり (「治まる」「納める」を懸ける) 森巌寺の針供養は、かつては広く見られた民間信仰の風潮と、道具を大切に扱った先人達の思想をいまに伝えるものとして貴重な存在である。 平成12年(2000)1月 世田谷区教育委員会 PR |
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永山
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