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東京都世田谷区の歴史
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所在地 世田谷区世田谷1-29-18 (郷土資料館)

 地蔵菩薩立像
 銘文
(左側面) 
武州荏原郡瀬田谷領
□内若林村
男同行弐拾六人
(正面)
宝暦6丙子年(1756)
念□講供養仏
8月2□日
(右側面)
是より南
いけがミみち
 年代
宝暦6年(1756)
 伝来
 この地蔵菩薩像は、宝暦6年(1756)に若葉や志村の念仏講の人々により建立された。念仏は西方浄土への往生の業として唱えられるもので、念仏講は、来世すなわち死後に対する信仰という面が強く、死後の世界の道案内者と信じられていた地蔵像を造立することが多い。この地蔵菩薩立像は、現在の常磐橋陸橋付近にあったが、環状7号線施設工事のおり、旧若林村の名主であった根岸家の敷地内に移され、昭和57年(1982)、現当主根岸武守氏により当館に寄贈された。
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